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薬剤師の健康アドバイス

顔とからだの乾燥注意報

カサカサ肌の原因は何だろう?




肌が粉をふいたようになる、体がカサカサしてかゆい。
こうした悩みをともなう「乾燥肌」とは、肌の内部の水分を保つ機能が低下した状態のこと。おもな原因に、次のようなものがあります。

○気温低下、空気の乾燥
冬は気温が低いため、皮膚の新陳代謝が低下して皮膚のうるおいを保つ「角質層」が作られにくくなるうえ、乾燥した空気が体内の水分を奪います。エアコンも空気を乾燥させるので、室内では加湿器などで湿度を調整しましょう。
○加齢
年を取るにつれて、皮膚の発汗、皮膚の分泌機能が衰え、皮膚の内側でうるおいを保つ働きをする角質の機能も低下するため、皮膚が乾燥しやすくなります。男性では40歳前後、女性は30歳代からこうした傾向が見られます。
○アトピー性皮膚炎などのアレルギー
アレルギー症状は、体質的な要因に、生活習慣など後天的な要因が加わって発症するとされており、今までアトピー性皮膚炎ではなかった人も、環境の変化で発症することがあります。乾燥、かゆみが長引くときは、皮膚科を受診しましょう。

乾燥肌対策のキーワード

肌が乾燥していると感じたら、生活の中でこんなことに気をつけてみましょう。

◆栄養バランス
健康な肌を作るのは、栄養バランスのよい食事です。野菜などに含まれるビタミンやミネラル、肉や魚、大豆などに含まれるたんぱく質が不足しないようにし、塩分や刺激物、動物性脂肪の取り過ぎに注意しましょう。
◆睡眠
肌の健康には睡眠も欠かせません。特に細胞の修復にかかわるホルモンが分泌される、寝入りばなの2〜3時間にぐっすり眠ることが大切です。就寝の1時間前くらいから部屋を暗めにすると、眠りが深くなるといわれています。
◆保湿
皮膚のうるおう力を補うために、保湿剤を使いましょう。セラミドや尿素などの保湿成分は、角質層の水分を保持する働きが期待できます。お風呂上がりや洗顔後に塗ると効果的です。
※保湿剤を塗っても乾燥がおさまらない場合、しみたりする場合は、皮膚科を受診しましょう。
◆刺激を避ける
肌が乾燥すると外からの刺激を感じやすくなり、ちょっとした刺激でもかゆみを感じることがあります。チクチクする衣類や、洗浄力の強い石けんなどの刺激を避け、化粧品など肌に触れるものは慎重に選びましょう。
◆リラックス
精神的なストレスは自律神経の働きを乱すほか、内臓の働きを低下させ、皮膚の正常な新陳代謝を妨げます。体を適度に動かしたり、気分転換の時間を持ち、ストレス解消を心がけましょう。

◇毎日の生活習慣もスキンケアの一部です

乾燥肌の原因には、寒さや加齢、体質など、自分でコントロールできないものもあります。
しかし、それだけではありません。間違ったスキンケアや、栄養の偏り、睡眠不足、ストレスなども、肌の健康状態を大きく左右し、乾燥肌の原因になるといわれています。
もしも今乾燥肌で悩んでいるのなら、生活を見直すことも大事な対策です。冬だから、年だからとあきらめず、毎日のケアと、ライフスタイルを見直し、健康肌をめざしましょう。


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