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薬剤師の健康アドバイス

花粉に負けない暮らし方

花粉症対策、準備はできていますか?




□ 薬は2週間以上前から
症状を抑える内服薬(抗アレルギー薬など)は、花粉が飛び散る2〜3週間前から服用するのが効果的といわれています。ニュースの花粉情報などを参考に、早めに医療機関へかかりましょう。

□ マスクや洋服対策もお早めに
花粉を体内に入れないようにするには、マスクやメガネなどで、鼻や口、目を守ることが欠かせません。こうした対策グッズも準備しておくと安心です。

【今年の花粉はいつから飛ぶ?】
花粉の飛ぶ量は、前年の夏の気温や日照時間から割り出されます。それによると、今年のスギ花粉の量は、例年と比べて少なくなると予測されています。情報は更新されるので、引き続き最新情報をチェックしてください。

花粉症対策は、部屋の中でも必要です

外だけではなく、室内にも花粉は潜んでいます。花粉を家の中に持ち込まない工夫、花粉をまき散らさない工夫、鼻の粘膜を刺激しない生活習慣を心がけましょう。

●外に洗濯物や布団を干さない
洗濯物や布団を外に干すと、大量に花粉が付着します。花粉が飛ぶシーズンは、なるべく室内に干しましょう。布団乾燥機などを利用するのもおすすめです。

●まどの開け閉めは時間を選んで
窓を細く開けただけでも、大量に花粉が入ってきます。開け放さないのはもちろん、換気のために開け閉めする場合も、花粉の飛散が多い昼間は避け、早朝や夜などにしましょう。

●洋服に付いた花粉に注意
外に出ると洋服に大量の花粉が付着します。帰って来たら、花粉を部屋に持ち込まないように、部屋に入る前にブラシなどで花粉をよく払いましょう。

●エアコンの風は控えめに
温風で暖めるタイプのエアコンは、床に落ちた花粉を空中に舞い上がらせてしまいます。送風の強さを弱めるか、ヒーター、湯たんぽなどを利用するのもひとつの方法です。

●部屋の湿度は高めに
花粉は乾燥した場所では空中にただよい、湿度が高いと水を含んで床に落ちていきます。室内では加湿器などを使って、湿度を50〜60%に調整するとよいでしょう。

●掃除機よりもぞうきんがけを
掃除をこまめに行い花粉を除去しましょう。掃除機は床の花粉を空中に舞い上がらせるので、花粉を取り切れないことも。掃除機のあとに、ぬれぞうきんで拭き掃除をすると効果的です。

●タバコやお酒は控えましょう
タバコは粘膜を傷つけるとされ、花粉症にもよくありません。また、お酒は鼻の粘膜の血管を拡張させ、鼻づまりをひどくさせるといわれます。

セルフケアで、花粉にさよなら

花粉症対策の基本は、体内に花粉を侵入させないことです。マスクやメガネをはじめ、さまざまな工夫で花粉から体をガードしましょう。

【出かけるときの対策】
■鼻と口を中心に、花粉から体をガード
○頭……髪の毛は花粉が付きやすいので、帽子でカバーし、長い髪はまとめます。
○目……レンズが大きめのメガネや、目の周りに密着するメガネで花粉の侵入を防ぎましょう。レンズの小さなものでも、しないよりはしたほうがよいでしょう。
○鼻や口……鼻からあごまでを覆うマスクをしましょう。顔との間にすき間ができないよう、自分の顔にフィットするものがよいでしょう。
*マスクの種類やつけ方は、下の「生活百薬」コーナーをご覧ください。
○全身……ウールなどの起毛素材は花粉が付きやすいので避け、コートや帽子はなるべく表面がつるつるした素材にしましょう。
★花粉の飛散量が多い昼の12時から午後3時ごろはなるべく外出を控えましょう。

【帰ったあとの対策】
■すぐに花粉を落としましょう
帰ったら洋服に付いた花粉をよく払ってから室内に入ります。手や顔など、露出しているところにも花粉が付いているのでよく洗い、うがいをしましょう。帰ったらすぐに全身にシャワーを浴びるのもおすすめです。
■花粉の刺激から肌を守りましょう
今の時期は空気の乾燥、気温の低下などで肌が乾燥し、肌は刺激に弱くなる傾向があります。そのため花粉が直接肌に触れることで、しっしんなどの皮膚炎が起きることもあります。クリームやオイルなどの保湿剤で、肌を乾燥させないようにケアしましょう。

【生活習慣の対策】
■花粉症の増加は生活の変化?
花粉症の原因はいくつかあります。戦後スギの植林が進みスギ花粉の量が増えたこと、排気ガスによる大気汚染、さらには食生活の欧米化、ストレスなども挙げられています。マスクなどの対策は大切ですが、日ごろの生活習慣を見直すことも必要といえるでしょう。
■動物性脂肪の取り過ぎに注意
花粉症患者数の増加の原因のひとつとされるのが、食生活の欧米化による肉や乳製品などの動物性脂肪の取り過ぎです。同じ動物性でも、魚に含まれるDHA・EPAなどの脂肪酸は、アレルギー症状を抑えるとされています。肉に偏らず、バランスのよい食事を心がけましょう。
■油の種類にも注目を
多くの植物性油やマーガリンなどに含まれるリノール酸は、体に必要な脂肪酸ですが、取り過ぎはアレルギー症状を悪化させるといわれます。一方、シソ油やえごま油に含まれるα-リノレン酸はアレルギー症状の緩和が期待できます。
*シソ油やえごま油は加熱料理には不向きなので、加熱する場合はアレルギー症状への影響が少ないオリーブ油がよいでしょう。いずれも取り過ぎには注意しましょう。
■睡眠や休養を十分に取りましょう
ストレスも花粉症をひどくさせる原因のひとつです。ストレスは鼻の機能を妨げることがあるほか、鼻の粘膜の血行を不安定にするといわれます。睡眠を十分に取って体を休め、趣味で気分転換するなど、ストレス解消につとめましょう。

<これは風邪?それとも花粉症?>

せきやくしゃみが出るから風邪と思っていたら、花粉症だったというケースもあります。
花粉症の場合、症状が数週間続き、ほとんどの人が眼のかゆみを訴えています。花粉の飛散量が少ない雨の日でもせきやくしゃみが止まらない場合や、発熱、頭痛、咽頭痛を伴うときは、風邪である可能性が高いといえるでしょう。花粉症でも発熱、咽頭痛、頭痛が見られることがありますが、多くは軽いものです。アレルギー性のせきと、風邪のせきでは薬も違ってきます。せきが続くときは自己判断せずに、医療機関を受診しましょう。



<取材協力>
用賀アレルギークリニック 院長 永倉俊和先生
<参考文献>
『コメディカルが知っておきたい花粉症の正しい知識と治療・セルフケア』(大久保公裕監修/厚生労働科学研究)
『大人のアトピー、アレルギー&皮膚の悩み相談室』(永倉俊和著/主婦の友社)
『的確な花粉症の治療のために』(大久保公裕監修/厚生労働省)
『専門のお医者さんが語るQ&A 花粉症』(大塚博邦著/保健同人社)
『きょうの健康2008年1月号「今年もご用心 花粉症の対策」』(日本放送出版協会)

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