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健康お役立ち情報

しょうがで冷え対策

●冷えが体によくない理由
「冷え」は主に血流が悪くなった状態。体温を保つエネルギーが血液によって運ばれにくくなり、体の表面や内臓が冷えてしまいます。内臓が冷えることで免疫機能が低下し、風邪をはじめ病気にかかりやすくなるほか、代謝が低下し、太りやすくなるともいわれています。

「冷え」から起こるさまざまな症状

体が冷える生活していませんか?

 

生活の中で冷えを改善しましょう

ポイントは下半身をしっかりと温めること。身近な対策で冷えから体を守りましょう。

●着て改善…下半身を温かくしよう

人間の体温は上半身は高く、足に近づくほど低くなります。服装は、足腰が温まるようにしてバランスを取ることが大切です。昔からいわれる「頭寒足熱」は冷え対策にも有効。しかし重ね着がよいといってもタイトな洋服や下着は血行を妨げますので注意しましょう。

●お風呂で改善…ぬるめのお湯で血行を促進

下半身を温めるために有効なのが入浴です。お湯は38℃程度のぬるめに設定し、ゆっくりとつかりましょう。全身の緊張がほぐれ、血行が促進されます。 「冷え」の原因の1つであるストレスの解消にも役立ちます。お風呂上がりはすぐに靴下を履き足元から温めましょう。

●食べて改善…毎日の食事を見直そう

1日の始まりに熱を作る働きを高めるため、朝食を摂りましょう。また、1日の中で魚や肉、豆製品などのたんぱく質、野菜・果物・海藻などをバランスよく食べるようにします。その上で、しょうがやネギなど血行を促進するとされる食材を取り入れると効果的です。

●歩いて改善…少しずつでも運動を

運動は全身に血を巡らせる効果があり、さらに体の中の熱を作る筋肉を増やすことにつながります。しかし、急に激しい運動を始めるのは体に負担をかけます。歩く機会を増やす、屈伸運動をするなど無理のない範囲で始めましょう。歩くときは“速歩き”がおすすめです。

 

全身ぽかぽか しょうがパワー

私たちの生活には、体を冷やす要素がたくさんあります。不調を感じていたら、それは「冷え」が原因かもしれません。そこでおすすめしたいのが、毎日の食事に“しょうが”を取り入れること。しょうがには、ショウガオールをはじめとした体を温める成分が含まれており、多くの漢方薬や、胃腸薬などに用いられています。薬味としてだけでなく、鍋やおやつにも活躍させてみませんか。
(※ゲンキレシピに「しょうがレシピ」を掲載)

とにかく毎日食べる

毎日続けるには手軽な方法が一番。まずは、いつもの飲み物、汁物にしょうがをプラスしてみましょう。
●冷え対策によいといわれるしょうが紅茶は、市販のパウダーやチューブのしょうがを足せば簡単に出来あがり。お好みでハチミツや黒糖を足すと飲みやすくなります。
●いつも飲むみそ汁に、すりおろしたしょうがを少し足すのもよいでしょう。みそは、たんぱく質やミネラルが豊富な発酵食品。温かいみそ汁で温まりましょう。

いつでも使える ストックしょうが

→すりおろして…
しょうがをすりおろしてラップに広げて、薄い板状にして冷凍します。使う分だけ凍ったまま割って飲み物やみそ汁に。



→千切り・薄切りにして…
丸ごと冷凍すると用途が限られてしまいますが、切っておけばさまざまな料理に使えて忙しいときも助かります。

 

しょうが成分のひみつ

しょうがを生で食べるのと、加熱して食べるのはどう違うのでしょうか。成分から効能の違いを見てみましょう。

●温度で変わるしょうが成分

ジンゲロール…消化を促進する作用、殺菌作用などがあり、ガリなどで重宝。
↓80℃くらいで時間をかけて加熱すると、ショウガオールに変化します。
ショウガオール…血管を広げ、体を温める作用があるとされます。

生のしょうがでも、辛味によって体がぽかぽかする感覚がありますが、体を温める作用は一時的。持続的な効果を求めるなら、加熱してショウガオールとして摂るのがおすすめです。一度加熱すると、その後乾燥させたり冷やしてもショウガオールの作用を得ることができます。

●季節ごとに違うしょうが成分

8月頃に旬を迎える新生姜は、水分量が多いため柔らかく、香り成分が豊富に含まれています。加熱により香り成分が減少するため、生で食べるのに向いています。11月頃が旬の根生姜は、新生姜に比べ水分量、香り成分ともに少なく辛み成分が目立ちます。生で食べるには固いので、加熱調理に適しているといえるでしょう。

 

<取材協力>
株式会社シオダ食品

<参考文献>
『2006-2007 健康・栄養食品事典』(東洋医学舎)
『改訂増補版 機能性食品素材便覧』(薬事日報社)
『都薬雑誌』vol.27 No.1「漢方薬に使われる植物(三)」(東京都薬剤師会)
『病気にならない「冷えとり」健康法』(進藤義晴著/海竜社)
『新版 冷え症・貧血・低血圧』(南雲久美子/主婦の友社)
『冷えた女は、ブスになる。』(山口勝利著/祥伝社)
『きょうの健康』2009年12月号(日本放送出版協会)

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