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健康お役立ち情報

紫外線対策 チェック&ガード

太陽と気持ちよく暮らすために

紫外線対策をしていますか? 太陽からは可視光線、赤外線、紫外線と3種類の光線が届き、私たちの生活にさまざまな影響を与えています。中でも紫外線は強いエネルギーを持つので、人体への影響も強く、浴びすぎるのは禁物。たとえば、一日中屋外にいてぐったり疲れてしまうのは、紫外線によって免疫機能が低下するためなのです。一方、紫外線は、殺菌などさまざまな分野で有効活用されています。 これからの太陽の光が気持ちよい季節を楽しむためにも、ちょっと気を付けて日常生活を過ごしましょう。

チェック1 やってみよう! 紫外線対策 間違い探し

下の2つの絵には、違うところが8ヵ所あります。やってみれば、対策のポイントがわかります。(答えは『ガード 答えで知ろう! 紫外線対策のポイント』をご覧ください)

チェック2 正しく知ろう! 紫外線

紫外線に、敏感になりすぎて過剰な防御をする必要はありません。対策を上手に行うためにも、紫外線を正しく知っておきましょう。

紫外線とは何者?

地上に届く紫外線は人体への作用や透過性が異なる「UV-A」と「UV-B」の2種類。UV-Aは窓ガラスを通過し、量はUV-Bの30倍。UV-Bはオゾン層破壊により地上に届く量が増加しています。どちらも反射、散乱するので、直射光だけを避けても体に届きます。防御対策の決め手は散乱光のカットにあるといえます。

いつ対策が必要?

紫外線は1年中降り注いでいますが、3〜10月は特に注意が必要です。正午をはさんで前後2〜3時間は1日で最も紫外線が強くなる時間帯。極力屋外での活動は避けましょう。日焼けの起こりやすさの指標「UVインデックス」が6以上のときは要対策です。UVインデックスは気象庁の紫外線情報で確認できます。

雲があっても日に焼ける?

曇りの日は対策が不必要と思われがちですが、紫外線量は晴天時の60%強あります。雨の日は20%程度。雪の場合は太陽方向からの紫外線は少ないものの、雪が紫外線を約80%反射するので、意外にも夏と同じ程度の紫外線を浴びることになります。

体にはどんな影響があるの?

なぜ対策が必要なのか、体への影響についても知っておきましょう。

○肌の光老化

紫外線の肌への影響は、やけどのように肌が赤くなる「日焼け」だけではありません。紫外線によるダメージが蓄積すると、肌の老化が進み、しみやしわなどの「光老化」が起こります。また、免疫機能が低下して夏かぜをひきやすくなる、日焼けを繰り返すことで遺伝子に傷がつきやすくなり皮膚がんの原因になるといった影響も。

○目の日焼け
中高年に多い目の病気で、ひどくなると視力低下が起こる白内障や翼状片(※よくじょうへん)は、紫外線との関係が指摘されています。また、スキー場や雪山、海などで起こる雪目も、強い紫外線が原因となりごろつきや痛みを生じます。
※白目の表面を覆っている結膜が、目頭の方から黒目に三角形状に入り込む病気。症状が進むと視力障害をきたします。

○メリットも
1日15分、手のひらだけの日光浴で1日に必要な量のビタミンDを生成できます。また、太陽光のひとつ可視光線は、体内時計の調整にも役立っています。太陽の恩恵を享受しながら紫外線と上手に付き合っていきたいものです。

ガード 答えで知ろう! 紫外線対策のポイント

紫外線対策の基本は「体から遠いところから行う」です。いきなり日焼け止めを使うのではなく、日よけや衣服などの対策から始めましょう。

①ベンチの位置、②日傘の裏地の色、③帽子のつばの幅、④サングラスの色、⑤服の袖の長さ、⑥日焼け止めの数値、⑦太陽の高さ、⑧日焼けのしかた

日焼け止めの正しい塗り方

日焼け止めの表示は、1平方センチメートルあたり2mg塗ったときの効果を示しています。この適量を塗るためには、重ね塗りを心がけましょう。耳、あごの下は塗り忘れをしやすいので要注意です。

○敏感肌に「ノンケミカル」
日焼け止めには紫外線散乱剤や紫外線吸収剤が配合されており、まれに吸収剤でアレルギーを起こす人がいます。そんな敏感肌の方や子ども用の低刺激の日焼け止めは、「ノンケミカル」や「紫外線吸収剤無配合」と表示されています。わからないことがあれば、薬剤師に相談してみましょう。

女性だけじゃない! 紫外線対策が必要なホントの理由

■男性こそケアが必要?
紫外線対策は女性のほうが熱心な印象があります。実は男性にこそケアが必要なことをご存知でしょうか。男性は女性に比べて、少ない量の紫外線で日焼けをすることがわかっています。長寿社会となった今、美容面だけでなく、肌や目の健康のために、男性も積極的な紫外線対策を行いましょう。

■子どもと高齢者は要注意
どちらも免疫機能が低いので、紫外線によるさらなる免疫機能低下はそのほかの病気の原因にも。また、子ども時代(18歳未満)の日焼けは、後年の皮膚がんや目の病気のリスクを高めるともいわれています。子どものころから紫外線対策を意識して、いくつになっても健康を保つための日々の習慣にしましょう。

 

 

<取材協力>
東海大学名誉教授 工学博士 佐々木政子先生
東海大学准教授 博士(工学) 竹下秀先生
<参考文献>
『絵とデータで読む太陽紫外線—太陽と賢く仲良くつきあう法—』(佐々木政子著/独立行政法人国立環境研究所)
『知って防ごう有害紫外線 太陽紫外線と上手につきあうために』(佐々木政子・上出良一著/少年写真新聞社)
『紫外線 環境保健マニュアル2008』(環境省)
『素肌美人になるためのスキンケア基本事典』(吉木伸子著/池田書店)
(Webサイト)
『日本皮膚科学会』
『国立環境研究所』

<イラストレーション>
寺山武士

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