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薬局からのお便り

今年のインフルエンザ対策は?

昨年、世界中で大騒ぎになった新型インフルエンザ。日本でも大流行し、大きな社会問題になりました。あれから1年、もはや過去の話題と思うかもしれませんが、インフルエンザの恐怖はけっして消えたわけではありません。今年もインフルエンザ対策をしっかり行いましょう。

咳やくしゃみの飛沫(ひまつ)を吸い込んだり、ウイルスに触れて感染

私たちが咳やくしゃみをすると、飛沫(しぶき)が空気中に1~2m飛びます。インフルエンザにかかっている人の場合は、その飛沫の中にたくさんのウイルスが含まれています。これを他の人が吸い込み、ウイルスが鼻やのどに付着して増加することで、インフルエンザに感染します。また、水分を含む飛沫は重く下に落ちてしまいますが、水分が蒸発するとウイルスだけになります。ウイルスは軽いので、空気中に浮遊するようになります。これを他の人が吸い込んだ場合も、同じようにインフルエンザに感染します。
あるいは、感染した人がくしゃみを手で押さえると、手に飛沫が付着します。その手でドアノブや階段の手すり、スイッチなどを触ると、そこにウイルスがつきます。感染していない人がそれらに手で触れ、その手で自分の鼻や目などをこすって感染することもあります。

うがいと手洗いが予防の基本。感染したら咳エチケットの実践を

こうした感染経路から、インフルエンザを予防するにはうがいと手洗いが重要であることがわかります。特に手洗いは最低でも15秒以上かけて、手のひらだけでなく、手の甲、指先、爪の間、指と指の間、親指の周り、手首なども石けんと流水でまんべんなく洗いましょう。
一方、インフルエンザにかかったら、他の人にうつさないために咳エチケットを実践しましょう。外出時はマスクを着用します。マスクをしていないときに咳やくしゃみをする際には、ティッシュペーパーなどで口と鼻をおおい、他の人から顔をそらします。そのティッシュペーパーはすぐにゴミ箱へ。その後、手を洗いましょう。手を洗う場所がない場合に備え、携帯できる消毒用アルコール製剤や、消毒用ウエットティッシュを用意しておくことをおすすめします。
また、流行が始まる前のこの時期にぜひ済ませておきたいのがインフルエンザワクチンの接種です。特に、感染すると重症化しやすい高齢者や集団感染を起こしやすい学童は接種しておくと安心です。なお、昨年は新型と季節性インフルエンザのワクチンを別々に打つ必要がありましたが、今季は新型と季節性の両方に対応するワクチンになっているので、同時に済みます。厚生労働省の発表によると、在庫も十分にあるとのこと。昨年のように接種の優先順位がつくことはないようです。(※2010年9月30日現在の情報です。)
このほか、室内では加湿器を使って適度な湿度を保つ、バランスの良い食事を心がけるといったことも大切です。日ごろから感染予防に努めましょう。

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