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薬局からのお便り

お酒との上手な付き合い方

あまり知られてはいませんが、1月16日はアメリカで禁酒法が実施された日であることから禁酒の日とされているとか。 新年を迎え、1月は何かとお酒を飲む機会が多くなります。これを機にお酒の飲み方を見直してみませんか。


女性や高齢者はアルコールに酔いやすい

体内に入ったアルコールは、胃や小腸で吸収され、血液に運ばれて肝臓に送られ、分解処理されます。まず非常に毒性の強いアセトアルデヒドになり、次いで無害な酢酸に変わり、全身に送り出されます。体内に入って来るアルコール量が肝臓の処理能力内であれば、アルコールは次々とアセトアルデヒドに、さらには酢酸へと分解されます。ところが飲んだ量が多く、分解が間に合わないと、アルコールは肝臓を通り越して血液とともに全身をめぐります。このアルコールが脳や神経に作用し、働きを鈍らせるのが“酔っ払った状態”です。

女性は男性に比べ、一般に肝臓が小さく、アルコールの処理能力は男性よりも劣ります。高齢者もまた、肝臓の働きが低下しているので、アルコールの処理に時間がかかります。女性や高齢者は、アルコールに酔いやすいことを自覚しておきましょう。


肝臓の処理能力を超えないように“ゆっくりと”

肝臓がアルコールを処理するスピードは決まっています。たくさんのアルコールが入ってきたからといって、急にその速度を速められるわけではありません。肝臓が1時間で処理できるアルコール量は男性が9g程度、女性で6.5g程度といわれています。中ビンのビール1本のアルコール量は約20gですから、男性は2時間ぐらい、女性は3時間ほどかけてゆっくり飲めば、肝臓の処理能力を超えないペースということになります。
逆に、一気飲みなどの急激なアルコール摂取は、血液のアルコール濃度を急上昇させ、急性アルコール中毒を引き起こし、最悪の場合、生命に危険を及ぼすことすらあります。お酒は“ゆっくりと飲む”、これが大原則です。


男性は2ドリンク、高齢者や女性は1ドリンクまで

ゆっくりと飲むといってもたくさんの量だと、肝臓は働きづめになり、疲れて果ててしまいます。適量に抑えることも大切です。適量とは、男性で2ドリンクまで、高齢者や女性はその半分の1ドリンクとされています。なお、毎日6ドリンク以上飲んでいると、アルコール依存症の危険性が高まり、肝臓などの病気が起こりやすくなるといわれています。
多く飲んだ翌日は禁酒日にして肝臓を休ませましょう。

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