肺炎予防のもう1つのポイントはワクチンの接種です。インフルエンザによる気道の炎症が肺炎を引き起こすきっかけになりやすいので、インフルエンザの流行前にインフルエンザワクチンを接種するとよいでしょう。インフルエンザウイルスの型は毎年少しずつ変化するので、毎年接種することがすすめられています。
肺炎の原因となる病原体で最も多い肺炎球菌に対する肺炎球菌ワクチンは、1回接種すると5年間有効といわれます。平成26年10月から、これまで1度も接種したことのない高齢者を対象に肺炎球菌ワクチンが定期接種となりました。65歳、70歳など接種対象年齢が定められているので、お住まいの市区町村に確認しましょう。また、わからないことなどがありましたら、薬剤師に気軽にご相談ください。