外だけではなく、室内にも花粉は潜んでいます。花粉を家の中に持ち込まない工夫、花粉をまき散らさない工夫、鼻の粘膜を刺激しない生活習慣を心がけましょう。
●外に洗濯物や布団を干さない
洗濯物や布団を外に干すと、大量に花粉が付着します。花粉が飛ぶシーズンは、なるべく室内に干しましょう。布団乾燥機などを利用するのもおすすめです。
●まどの開け閉めは時間を選んで
窓を細く開けただけでも、大量に花粉が入ってきます。開け放さないのはもちろん、換気のために開け閉めする場合も、花粉の飛散が多い昼間は避け、早朝や夜などにしましょう。
●洋服に付いた花粉に注意
外に出ると洋服に大量の花粉が付着します。帰って来たら、花粉を部屋に持ち込まないように、部屋に入る前にブラシなどで花粉をよく払いましょう。
●エアコンの風は控えめに
温風で暖めるタイプのエアコンは、床に落ちた花粉を空中に舞い上がらせてしまいます。送風の強さを弱めるか、ヒーター、湯たんぽなどを利用するのもひとつの方法です。
●部屋の湿度は高めに
花粉は乾燥した場所では空中にただよい、湿度が高いと水を含んで床に落ちていきます。室内では加湿器などを使って、湿度を50〜60%に調整するとよいでしょう。
●掃除機よりもぞうきんがけを
掃除をこまめに行い花粉を除去しましょう。掃除機は床の花粉を空中に舞い上がらせるので、花粉を取り切れないことも。掃除機のあとに、ぬれぞうきんで拭き掃除をすると効果的です。
●タバコやお酒は控えましょう
タバコは粘膜を傷つけるとされ、花粉症にもよくありません。また、お酒は鼻の粘膜の血管を拡張させ、鼻づまりをひどくさせるといわれます。