花粉症は、食事や睡眠などの生活習慣や環境ともかかわっています。
ずっとお薬を飲み続けなければいけないの?
花粉症は、現段階では100%完治することはないとされています。しかし、食生活をはじめ生活習慣によって、免疫機能のバランスを整えることができれば、症状を今より軽くすることは十分に可能です。また、高齢になるにつれ、発症する人は少なくなる傾向があります。
40代でも発症する?
花粉症に悩む人の年齢層は、20代~50代と幅広く、20代の頃に症状がなかった人でも、30代、40代で突然発症する可能性があるので油断は禁物です。花粉をなるべく吸わないようにする、栄養バランスに気をつけて免疫機能を整えるなどの対策が花粉症予防になります。
花粉症の人は増えている?
10年前に比べ、花粉症を発症する人が増えています。その原因として、スギの木が増えたことのほかに、大気汚染など環境の変化、食生活が欧米型になり、肉や乳製品などの動物性脂肪の摂取量が増えたことなどが指摘されています。
妊娠中でお薬を飲めない場合は?
お薬を飲めず症状がつらいときこそ、セルフケアを重視しましょう。外出時にマスク・メガネを利用するほか、鼻の上部を蒸しタオルなどで温める「温熱療法」や、部屋の加湿、拭き掃除なども有効とされています。
花粉症と風邪の見分け方は?
くしゃみや鼻水、頭痛などは風邪のときにもみられますが、目がムズムズする、涙が出るなど 「目の症状」がある場合は花粉症の可能性が高いといえます。さらさらとした鼻水が止まらない場合も同様です。症状が長引く場合は自己判断せず、医療機関を受診しましょう。