保管しておく薬が決まったら、次に不足しているものはないかをチェックします。常備しておきたい内服薬としては、風邪薬、解熱・鎮痛薬、胃腸薬、便秘薬、下痢止め、整腸剤など、外用薬ではうがい薬、目薬、湿布薬、消毒薬などがあります。
風邪薬は、風邪の諸症状をやわらげる総合感冒薬のほかに、痰を伴う咳に効く去痰薬(きょたんやく)、痰がない咳をしずめる鎮咳薬(ちんがいやく)など、数種類を用意しておくとよいでしょう。胃腸薬も、食べすぎたときなどに胃酸の分泌を促し、消化を促進させる消化剤と、胸やけや胃もたれなど胃の働きが過剰になったときに胃酸の分泌を抑える制酸剤の2種類を常備しておくことをおすすめします。
また、お子さんのいる家庭では小児用解熱剤や風邪用シロップ、お年寄りのいる家庭では腸内環境を整える整腸薬、スポーツをする人がいる家庭では筋肉痛のための貼り薬や塗り薬、といったように、家庭の事情を考慮しながら必要なものを揃えることも大切です。