これらの作業が終わると、処方せんにしたがってお薬を揃えます。患者さんがお薬を服用しやすいように加工を行うこともあります。その一つが“一包化”です。何種類ものお薬が処方されているとき、飲み忘れや飲み誤りを防ぐため行うもので、医師の指示のもと、患者さんが1回で服用する分のお薬を1つの袋に入れることをいいます。嚥下(えんげ)障害などにより錠剤の飲み込みが難しい方には、同じく医師の指示に基づいて、錠剤を粉砕したり、カプセル剤を開封して調剤することもあります。
調剤が終わったらもう一度、間違ったお薬を用意していないか、数量は合っているかなどを確認します。
調剤に要する時間はお薬によって異なります。場合によっては、受付の順番とお薬をお渡しする順番が前後することがあります。