心筋梗塞の代表的な症状は強い胸の痛みです。この発作は通常、30分~10時間程度続きます。胸以外に、肩や背中、首などに痛みが出てくることもあります。
皮膚が冷たく大量の冷や汗が出たり、顔色が真っ青になっている場合は、危険な状態に陥っていると考えられます。周囲の人は一刻も早く119番に連絡して救急車を呼んでください。その際は「誰が、いつ、どこで、どうなったか」を要領よく伝えましょう。救急車が来るまでに心臓マッサージをしたり、AED(自動体外式除細動器)を用いて処置をすれば命が助かる可能性が高くなります。
なお、お薬手帳があると、医療機関ではより適切に対応できます。お薬手帳は常にバッグに入れるなどして、いつでも医療スタッフに提示できるようにしておくことをおすすめします。