夏の季節病ともいえるのが熱中症です。初期にはめまいや立ちくらみなど、さらに進行すると頭痛や吐き気、嘔吐などが生じます。これらの症状は熱中症特有の症状ではないため、気がつかないうちに症状が進み、意識障害や全身のけいれんなど重症化してはじめて気づき、慌てて救急車を呼ぶといったことが少なくありません。重症化すると命にかかわることもあります。特にリスクの高い高齢者はしっかりと熱中症対策を行うことが大切です。
高温多湿の日や無風の日、日差しが強いときなどは、なるべく外出を控えることがおすすめです。どうしても外に出なければならないときは、帽子や日傘を使ったり、日陰を選んで歩いたりするなどを心がけてください。衣服も、空気がこもらない通気性のよい素材を選びましょう。